こんばんは、書庫田です。
久しぶりに読んでいたらやめられない止められない、更新が進むこと。誰ガ為のアルケミストの続きを読んでいきましょう。
前回のあらすじ
ラーストリス反乱軍『蜥蜴旅団』のリーダーであるサバレタと接触した一行。戦闘の中、ロギとディオスは20年前のラーストリスの反乱とジークの過去について知る。信じていた父親の暗い過去にショックを受ける3人だが、戦闘は無常にも続いていく。そんな中、サバレタとの対話を続けるアガサの左目が突如として輝く。戦場でただ一人、その光の正体を知るサバレタは高笑いし、「お前こそがラーストリスの切り札だ」と言い残して遺跡を後にするのであった。
人物紹介
ロギ
この物語の主人公。英雄ジークの息子であり、彼の率いる蒼炎騎士団の一員としてエンヴィリアの平和維持に尽力する。
ディオス
この物語のもう一人の主人公。ロギと同じ蒼炎騎士団の一員で、幼いころに目の前で妹を殺されたトラウマから、女子供の殺害・妹によく似たアガサの危機に過剰な反応を示す。
アガサ
ロギ・ディオスの幼馴染。出自不明の戦争孤児で、エンヴィリアの修道院に所属している。サバレタとの対話のさなか、突如左目が輝く現象が起きるも、原因は分かっていない。
ジーク
20年前のラーストリスの反乱”憤怒の嚆矢”を鎮めたエンヴィリアの英雄。サバレタより、無抵抗な人間まで皆殺しにしたと言われているが、現在は3人の子どもを育てる父親の側面を持つ。
サバレタ
ラーストリスの反乱軍『蜥蜴旅団』を率いるリーダー。ラーストリスの復興・亡くなった民の怒りを背負い、エンヴィリアへ戦争を仕掛ける。
ラース三傑
かつてラーストリスで活躍した英雄、ネヴィル・ヴラド・カイザルの総称。ヴラドは先の戦で錬金術の力を会得したロギ・ディオス、カイザルは”憤怒の嚆矢”の際に攻め込んだジークの手によって命を落としている。(最初に戦ったネヴィルは錬金術で蘇生した姿であり、死因は不明)
本編
※注意点
初見でも分かりやすくする都合、時系列や情報が出るタイミングを実際のスマホゲームと変更しております。予めご了承ください。
遺跡の自爆から間一髪で脱した一行。しかし、賢者の石が目的であったはずの遺跡を爆発するという意図が読めずにいた。その時、アガサは修道院で学んだ錬金術の知識から、彼らの目的が古代兵器ではないかと推測する。錬金術エネルギーを動力源に動く古代兵器は、かつて錬金術同士の戦争が起きた際に世界を滅ぼしかけたほどの破壊力を持つと話すアガサに戦慄するロギ・ディオス・ジーク。その時、蒼炎騎士団の団員より、ラーストリス兵がエンヴィリアへ進軍しているとの伝令が入る。国と国王を守るべく、一行はエンヴィリアへ急ぐのであった。
エンヴィリア城門へ到着した一行。敵影が見えないことに不審を感じたジークは、正門から王城へ突入するジーク中心の蒼炎騎士団、裏門からアガサの避難とパトリック王の保護を狙うロギ・ディオス・アガサの二手に分かれて行動する。
アガサを連れて修道院へ向かうロギ・ディオスだが、領内で蜥蜴旅団の奇襲に遭遇する。なんとか退けるも、時間稼ぎともとれる蜥蜴旅団の動きに違和感を感じたアガサは、修道院へ避難する自分を置いて王都へ向かうように進言する。反対する2人だが、アガサの決意が固いこと・パトリック王の安否が心配なことから、アガサと分かれて王都へ向かう。
場内に到着すると、既に蒼炎騎士団と蜥蜴旅団の全面戦争が始まっていた。王都への奇襲に怯んだ騎士団を見たディオスは、
「俺たちは、エンヴィリアを守る…誇り高き蒼炎騎士団である!」
と高らかに吠え、騎士団の士気を取り戻させる。
一方で、短時間で城内に大量の蜥蜴旅団が出現したことに違和感を覚えたロギ・ディオスは、錬金術による人体錬成『幻影兵』であると気づき、これ以上の殲滅は無意味だと悟る。その時、正門から突入したジークが現れ、敵の殲滅から玉座の間への到着を最優先にするように指示が下る。
「させると思うか?」
その声とともにディオスへ切りかかったのは、かつて2人が錬金術の力で倒したはずのラース三傑、ヴラドであった。敵軍幹部に対し3人がかりで攻勢にもちこむも、続けざまに幻影兵として召喚されたラース三傑、ネヴィルの登場によって戦況は一気に逆転する。このままでは押し切れないと判断したディオスは、ネヴィル・ヴラドの抑え込みを自分たちにまかせて玉座へ向かうようにロギへ指示する。相手の実力を知っているロギは共闘を持ちかけるも、パトリック王の救助が最優先だというジークの言葉に押され、一人玉座へ向かうのであった。
玉座に乗り込むサバレタとカイザル。パトリック王は自分の命と引き換えに国民の命を助けるように提案するが、どの命もラーストリスの憤怒の引き換えとしては余りにも小さいとサバレタは話す。来る革命の狼煙として王の命を取るというサバレタの言葉を最後に、カイザルは王へ剣を振るう。しかし、その剣は小さな幻影兵によって止められた。玉座の間に到着したロギが幻影兵の召喚によって守ったのである。錬金術の行使に驚愕するエンヴィリア陣営。続けざまにカイザルへパトリック王の殺害を命じるサバレタだが、幻影兵によって再び止められてしまう。
「憎しみは分かってあげられない、だから知りたいと思う。それが戦い以外の未来へ繋がる希望だと思うから…!」
ロギが出した平和への答えに、世迷言と吐き捨てるサバレタ。真実も知らず、偽物の忠義心に何の意味があると問うサバレタに、殺した先に正義はないと断言するロギ。その答えに暑苦しい騎士道だと切り捨てると、サバレタは玉座の前から突如姿を消す。余りにもあっけない幕引きを不審に思ったロギは後を追おうとするが、ガビロンド卿に引き留められしまう。錬金術の行使・問題解決は聖教騎士団にのみ許された行為であるとマグナレコードで制定されている以上、これ以上の介入は看過できないとパトリック王は話す。思わぬ足止めを食らうロギのもとに、ディオス・ジーク・伝令兵が到着する。伝令兵から、修道院が襲撃されているという報告を受けた3人は、彼らの目的がアガサであると悟り、パトリック王の問いを振り切って修道院へ向かうのであった。
修道院で対峙するアガサとサバレタ。アガサを引き留めるため、エンヴィリア国民が蜥蜴旅団へ立ち向かうも、蜥蜴旅団は無常にも剣を振り下ろそうとした。悲鳴を上げるアガサに対し、サバレタは攻撃を中止するように一喝する。誇り高きラーストリスの騎士が一般人に手を出すなと説き伏せるサバレタ。その行動にアガサは心当たりがあった。以前、エンヴィリア領の村を守ったラーストリス兵の指揮官はサバレタだったのではないかと。無駄な争いを避ける彼のやり方を知りたいと感じたアガサは、城門外への隠し通路の案内と引き換えに対話の時間を取るように提案するのであった。
場外への逃走に成功したアガサと蜥蜴旅団。彼女の行動を不審がるサバレタに対し、生まれた国が違うだけで同じ悲しみを背負った人間であると説き伏せるアガサ。約束通り対話はするが、エンヴィリアに染まった理想論ではラーストリスの憤怒は静まらないとくぎを刺すサバレタ。
「エンヴィリアの暮らしはそのような考えに至るほど腑抜けたものだったか。…ラーストリスの出自であることを忘れるほどに」
己の出自を知っていることに驚くアガサ。詳細を聞こうとしたところ、アガサの誘拐を知ったロギ・ディオスが蜥蜴旅団の前に立ちはだかる。アガサの危機に憤る2人と対峙するサバレタは、互いに幻影兵を呼び出して一触即発の戦場となる。その中、蜥蜴旅団をかばって先を進むように促すアガサ。対話のためにこの場を切り抜けたいアガサの意図をくみ取り、サバレタは戦場を後にする。敵である蜥蜴旅団をかばうアガサの行動が理解できないロギ・ディオスは、アガサに戻ってくるように呼び掛ける。しかし、アガサはこれまでのサバレタの行動・信念から対話の余地があり、平和への一歩として二人の力になれるのはこのタイミングしかないと告げる。何も言い返せないままアガサを見送るロギ・ディオス。その姿に、目の前で妹を殺されたかつての自分がフラッシュバックし、ディオスはアガサの名前を叫ぶのであった。
雑記
ここに来て、幼馴染キャラとしてついてきた非戦闘員のアガサが最重要キャラに躍り出ました。相手を悪という先入観で判断せず、その人の行い・心情から意図をくみ取る姿勢は読み手ながら学ぶところがあります。また、完全なかませとなっていた敵軍幹部が、死んでなお主人公に立ちはだかるのは胸が熱くなります。3人対ヴラドで拮抗していた戦況が援軍のネヴィルの登場でひっくり返るというのも、敵軍ながら興奮します。ゲーム内では、ラース3傑は今年の4月と最近の実装だったため、古参からしたら待望の実装だったと思います。(ネヴィル強い、とても)今はストーリーの要約と感想枠が中心ですが、ゲームの日記なんかも書いていければと思います。
では(‘ω’)ノ
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